マイニングを実際に大規模で行う人は少ない
どうも、Arzyです。
トレードは順調でしょうか。毎日大きな変動を見せる仮想通貨市場で資金を溶かされている方、しっかり着実に利益を出している方、トントンの方などいろいろな方がいらっしゃる中で、今回はマイニングについてのお話です。
おそらくこの分野に関しては実際にマイニングファームの運営に携わっている方でないとお話できない部分であり、また仮に深く携わっている方がいたとしても、公になることはないもしくは海外の方であるため日本語でなんとなく語れる方はいらっしゃらないと思います。
理屈ではわかっていても、実際はどうなのか。
マイニングに関する分野に触れていきます。
マイニング収益について
まず一番気にされるであろうマイニング収益についてです。
半年前であれば、もっとも多く採掘できた銘柄は「DASH」でした。
月に何十万という利益が掘れたマシンD3というBitmain社のマシンですが、
当時のディフィカルティをご覧いただくとわかるようにかなりの量が掘れていました。
当時のレートでいうと月に50〜70万ほどは利益が出ていたはずです。
それも1台で。
この流れを覆したのがD3の進化型です。
名前は申し上げられませんが、そのマシンのハッシュパワーは既存のものよりも多く、また市場に多くのDASHマイナーを取り込みました。
DASHはビットコインのアルゴリズムであるsha-256を採用していないため、
ディフィカルティの上昇=価格の上昇
とはなりません。
つまり、ディフィカルティのみが上昇してしまうと、同時に採掘料も大幅に減っていってしまうのです。
これにより現在はどれくらいの採掘が見込めるのか。
今回は電気代の安い前提でお話をしますが、国内でマイニングをする場合はおそらく採算が取れなくなると見込めます。その理由も後ほど話します。
現在の採掘料はこの程度で、月に何十万も掘れた頃とは大違い。
2〜3万程度がいいところなのです。
ここからさらに電気代、マイニングマシンの冷却などに必要な電気代を考えると割に合わなくなってくるのです。
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マイニングマシンはすごく熱い(暑い)
マシンが動くとどれくらいの熱量が発生するのか。
だいたい60〜70度の熱を発します。
そして非常にうるさいです。
通常のパソコンよりもはるかに高いスペックを使うわけですから、自宅に置いてマイニングしようとすると大変なことになります。
冬のストーブの代わりにもなるレベルです。
少し話が逸れましたが、今はどんなマシンが掘れるのか、これを私の見解でお話しさせていただきます。
今のところ掘れるのはやっぱりあの通貨
はい、S9ですね。
同じくBitmainのマシンであるS9というビットコインのマイニングマシンです。
実際にどれくらい掘れるのか、現在2017年末の仮想通貨レートを基準にみると、
だいたい7〜9万円ほど掘れる計算になります。
ただしこちらも当然マシンにかかる電気代は国内ではなく非常に電気代が安いところでの計算です。
毎月これだけ掘れるとなると、多くのマイナーたちはビットコインの採掘します。
それでも送金詰まりが発生しているわけですが、これはライトニングネットワークやSegwitの本格導入にかかっています。
現にビットコインのマイニングマシンではこの計算の数値化それ以上の額が採掘できているはずですので、安定かつ有力です。
そしてここからが多くの方がご存知でない内容となります。
マイニングによるボーナス
マシンのハッシュパワーはどれだけのマシンをそこで稼働させるかにかかっています。
ビットコインのハッシュパワーをあげるにはマシンを改造するか、たくさんのマシンを集めて稼働させる必要があるのです。
たくさんのS9が集まれば、ハッシュパワーが上昇し、採掘が可能となるだけでなく、マイナー側にボーナスが入ってきます。
この額について正確なことは申し上げられませんが、この仕組みによって掘る銘柄を絞るメリットが発生します。
ビットコインキャッシュはどうか、これは現在のS9ではアルゴリズムに対応しきれず、報酬が安定しません。
そのためビットコインキャッシュに一斉にマイナーが動くということは一時的には考えられますが、基本的には掘り続けることはしないというのが私の見解です。
仮に少数のS9をビットコインキャッシュの採掘に当てるとなれば、ちょっとした作業で採掘を変えることができます(Sha-256採用のため)が、
採算が取れない、すなわち勝てない戦に挑むほどマイナーはバカではありません。
今後ビットコインキャッシュがよりマイナーに採掘されるとすれば、新マシンとしてアルゴリズムに対応できるビットコインキャッシュ専用のマシンが生まれることが最短と考えております。
まとめ
今回はD3とS9についてのマイニングトークをさせていただきました。
実際にはライトコインのL3+など数多くのマシンが存在するのですが、触っていないマシンの話をしても仕方がありませんので、この2つにフォーカスを当てました。
この記事の反響が多ければ、クラウドマイニングや他のマイナー目線からのトレードなどについて記載させていただきます。
今回もご覧いただきありがとうございました。
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