マイニングが禁止になることはないが・・・
仮想通貨のマイニング大国として知られている中国。その背景には電気代が圧倒的に安い点、一部の地域では気温が低いことから冷却のコストを削減できるというものがありました。
そんな中、2017年9月にICOに関する規制などに続き今度はマイニングについてのとりわけ電力の使用についての規制が入ることとなりそうです。
完全なマイニング事業を規制するのではなく、電力についてのみですから、大きな影響を受けているところはそこまで多くはないはずです。
そして、マイニング事業そのものを中国が止めることは考えにくいのです。
なぜならそれだけ儲かる商売であるから。
本題に入る前にいくつかおさらいをしていきます。
ここではマイニング規制について、各国の動向をさらっとお伝えした上で国内の参加者や裏話についてもお話をしていきます。
寒さと安さで争うマイナー
中国のある地域、内モンゴルという地域やその周辺では、電気代が世界で最も安いと言われています。
加えて寒い地域ですから、当然マイニングには最適です。
ではここにすべてのマイナーが集結するのかというとそうではありません。
この地域には災害なども少なからず存在し、治安の面から確実に安全でテロが起きないという保証はありません。
この状況でマイナーは他の国にも進出します。
北欧地域、カザフスタン、その他電気代が非常に安く寒い地域。
国内企業のGMOやDMM、SBIがマイニング事業に参入したというもの記憶に新しいですね。
過去に投稿した動画ですが、ここで少し裏話を。
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確実ではないのですが、実はこの3社のうち1社は、マイニングマシンを新たに開発するという公言をしているにもかかわらず、S9を大量購入しているのです。
現在のBitmain社におけるマシンのシェアは相当なものですが、このハッシュパワーを超えられないというのが現状であることがわかります。
当然量子コンピューターは別です。S9の何千倍もマイニングできます。
S9とは何かわからないという方はこちらの記事をご覧ください。
国内のマイニングマシン、クラウドマイニングなども話がありますが、これはまた別の記事で投稿します。
マイニングは実はすでに規制されていた。
これも裏話です。そして本題です。
中国のマイニング規制が騒がれていたのは今に始まったことではありません。
2017年から何度も話題になっていたのです。
そして実際に規制は入っています。
中国でマイニングをしていた小規模な違法マイナー達は既に規制されており、マイニングができなくなっていたのは11月前後から情報が入っていました。
残ったマイニングファームはどうなっているのか。
残っているところはしっかりと運営して今この瞬間もビットコインをはじめとした仮想通貨をマイニングしているでしょう。
ですので、規制はできたとしてもすべてがなくなることはおそらくないと考えるのが妥当です。
今後の市場の動向
中国の取引所がそろそろ動き出してもいいタイミング。
動き出せば資金流入は加速し、さらなる時価総額の上昇、各銘柄のレート上昇、そして中国初の銘柄も上昇に向かうことでしょう。
既に別の国で中国マネーが流入していると仮定しても、一般層への普及は時間の問題ですから、これからの中国と仮想通貨の展開は確実に情報を追っていく必要がありますね。
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