イーサリアムが独自POS(Casper)へ移行する
イーサリアムは4段階のアップデートにより完全体へと移行するということはみなさんご存知の通りで、
フロンティア、ホームステッド、そしてメトロポリスの段階に来ています。
そしてビザンティウムという前段階のハードフォークを完了させたのが2017年10月17日、今年2018年中にコンスタンティノープルによるフォークが進むと言われています。
イーサリアムコンスタンティノープルは明確な日程は決まってないが2018年に行われるとの見方。#ethereum $ETH pic.twitter.com/nTprCQIj3u
— Arzy Crypt@仮想通貨系Youtuber (@arzy_crypto) 2017年10月17日
ビザンティウムが終了した段階では「POSへの移行はメトロポリスではなくセレニティで行われる」
という情報を耳にしましたが、これについては変更されたのか、
当初の予定通りコンスタンティノープルにてPOSへと移行するという情報になっています。
つまり今年中にはメトロポリスが完了し、独自のPOSシステムCasperが実装されるというのが現時点での情報です。
年内ということでまた1年前後は実装にかかるというのが私の予想で、その背景にはイーサリアムの開発者不足が少なからず存在します。
ここでは仮にイーサリアムが無事コンスタンティノープルにてPOSを実装した場合、
我々トレーダー達はどのような立ち回りをすべきか
という点に焦点を当てて述べていきたいと思います。
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POSの概念
まずは簡潔にこのPoS、プルーフオブステイクについてですが、このコンセンサスアルゴリズムを使用している場合はその通貨の保有量に応じて報酬を得ることができるという考え方です。
コンセンサス云々と言われても技術者ではない我々はピンときませんから、簡単に承認される方法と解釈しましょう。
誰かにコインを送る際に、ブロックチェーン上でその取引が承認されるための手段です。
報酬を得るためには?
イーサリアムはこのPOSへと移行するわけですが、これはつまり
イーサリアムをたくさん持っていることが正義
となる見込みです。
開発者のヴィタリック曰く、
・1000ETHあれば収益が見込める
・シャーディング完成後は10ETHでも可能になると思われる
とのことです。
今の値段が1月3日時点で約10万円程度ですから、1億円ほどのイーサリアムを現時点で保有していることが条件になっています。
イーサリアムのPOSに参加するためにはこれほどの枚数を保有する必要が初期段階ではありますが、そのために枚数を集めるのかというとそこはなんとも言えないかもしくは現実的に厳しいのです。
であるならば、数年後にシャーディングが実装された後に10ETHを期待するのは一つの手かもしれません。
シャーディングは簡単に申し上げますと、データと複数のサーバーに分けて負担を減らすという機能です。
一点集中型から分散型へという部分で1000イーサから10イーサになるのだという解釈がわかりやすいと思います。
イーサリアムのPOSではおよそ4%が利率として収益化されるという話も耳にしていますが、定かではありません。
現在のイーサリアムの価格は高いのか
正直これについてはまだまだ安いと考えています。
イーサリアムはそもそも決済手段を目的として作られたわけではないため、例えばアマゾンなどの決済に導入とされてもあまりピンときません。
スマートコントラクトによる契約を基に、理不尽な政治問題や経済問題を解決し得るシステムではないかと私は考えております。
そのため今後価値が上昇するというのは必然であり、10万円前後で止まる器とはとても考えられないのが一個人の見解です。
ホールドか否か
これは当然個人の判断となりますが
ホールドです。
短期間で上昇が見込める投機的な草コインとは違い、一企業の株をもち成長を見守るというスタンスでのホールドです。
今回もご覧いただきありがとうございました。
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